高齢者におけるRSウイルス感染症

RSウイルス感染症は主に小児に発生し、頻度的には秋・冬に流行することが多いとされていますが、夏場や梅雨時にも発生します。最近、高齢者におけるRSウイルス肺炎が注目されています。高齢者が肺炎になると、重篤になるとされております。具体的には30日程度の平均入院期間が必要とされています。心不全、糖尿病などの併存疾患が存在するとさらに重症化するとの言われております。現在治療薬は存在しないため、予防接種が推奨されています。昨年、帯状疱疹と同じ技術を用いた新たな予防接種薬が市場に投入され、有効率は80%以上とされています。予防接種をうけると1年から2年の有効性が確認されているようです。詳しくはかかりつけの医療機関にお問い合わせください。梅雨から夏にかけても、体力を維持し、秋・冬の健康への準備を怠らず、積極的に予防注射をうけましょう。

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